主婦の間で盛り上がっている(らしい?)プチ起業。
ママ起業とも呼ぶそうですが、騒がれているほど現状はうまく行っておらず失敗事例が多発しているようです。
個人的にどういうものか気になったので調べてみると、プチ起業の失敗理由がサラリーマン副業の挫折と似ている部分があったんですよね。
なので今回は個人ビジネスで起業している身として、プチ起業の失敗事例を題材にビジネスが上手くいかない人の本質的な部分について解説していこうと思います!
プチ起業に失敗する主婦たち
そもそもプチ起業の定義がよくわからなかったので調べてみました。
公益財団法人が言うには、
「プチ起業」、それは小さな事業を立ち上げること。企業に雇用されない自由なライフスタイルと、既存の概念にとらわれない自由な発想で展開する、いわゆる「起業」ともタイプの異なる働き方です。そこにあるのは「私らしさ」。
引用元:公益財団法人埼玉県産業振興公社
だということです。
さらに続けて、プチ起業の特徴として以下のようなことが挙げられています。
「働く=収入を得ること」にとどまらず、事業に「意義」を求めるのが「プチ起業」の大きな特徴の1つです。
地域と共存
社会貢献
自己実現
社会とのつながり「プチ起業」を選ぶ女性はこれらを重要視し、たとえ大きく成長しても、その「意義」を追求し続ける傾向があります。
引用元:公益財団法人埼玉県産業振興公社
これを見た時に、
倉田
そう思ったんですよ。
僕がやっていることは、
- インターネットを使って0から収入を発生させる
- ライフスタイルを発信し見込み客を集める
主にこの2つです。
そしてクライアントとのコミュニティを形成して更に大きな発信を行い、最終的に社会貢献を果たしていくことを目的としています。
だから、”企業に雇用されない自由なライフスタイル”って言葉にピンときたわけです。
ただ似て非なる部分はマネタイズの部分でしょうね。
プチ起業、またはママ起業をリサーチして感じたのは『ライフスタイル重視』ということです。
もちろんそれは悪いことではありません。僕自身もそのような打ち出し方をしているときもあります。
ですが、
はじめからライフスタイル、つまり”私らしさ”を売り出しても響く相手がいないのではないでしょうか?
恐らくプチ起業の定義からすれば、
”自分の好きなことを活かしてそれをビジネスにしていく”
ことをモットーにしていると思われます。
ネイルアート、アロマセラピー、ヨガ等ありますが正直思うのは、
いち主婦に対していきなりお金を払ってくれる人がいるとはなかなか考えられないんですよね…。
ビジネスをするにあたっての本質は、実績を出して集客をすることです。
まずはここをしっかり理解する必要があります。
ですが、プチ起業には実績が不足しがちだなと感じているんですよね。
例えば下記の2つを比較してみましょう↓
A.ヨガが大好きな佐藤が個人教室を開くことになりましたので是非いらしてください。
B.昨年ヨガ検定の資格を取得した佐藤が個人教室を開くことになりましたので是非いらしてください。
どちらに人が集まるかといったら絶対後者ですよね。なぜならヨガ検定を持っていることに信用が生まれるからです。
その実績がフックとなって徐々に信頼関係が築かれるようになる。
信頼関係が生まれることでその人のライフスタイルに興味が湧き、相手に響くようになります。
つまりそういう関係が出来ていないうちから”私らしさ”を見せられても、あなたにお金を出す人はいないということなんですよね。
リスクがないプチ起業
このように、どうも起業において主婦(女性)に多い考えは
『やりたいこと>>稼ぐこと』
なんですよね。(男性は逆になりがちです)
もちろん僕も自分のやりたいことを追い求める中で稼いでいきたいと思っています。
ですが、プチとは言えども起業なので収益をそれなりに発生させければ継続できません。
なので結局プチ起業で失敗する主婦が多い理由は、
やりたいことと稼ぐことのバランスが崩れてしまっているからではないかなと感じます。
さらに、プチ起業が失敗する要因はもう一つあります。僕はこれが一番大きいんじゃないかと思っています。
それは、
最悪プチ起業が成功しなくても別に問題ない。
ということです。
プチ起業をする主婦は殆どが専業主婦からはじめられるみたいです。
つまりは
生活にそこまでは困っていないけど、空いている時間で何かできないかと考えた結果『プチ起業』というものがあった。だからやってみた。
この思考ということです。
もちろん全員がそういうわけではないと思っていますが、”プチ”がついてる時点で本気度は薄いですよね。
だから極論別にやらなくても生きていけるわけです。
このマインドで逆に上手くいくのかが僕は不思議なんですが、冒頭のプチ起業の特徴で紹介されていた
- 地域と共存
- 社会貢献
- 自己実現
- 社会とのつながり
の4つ中で主婦が具体的になにかを成し遂げたいという気持ちが無いと、長いビジネスで必ず訪れる障害を乗り越えることが出来ないと思います。
つまりこれは、
失敗してもリスクが少ない起業だからこそ簡単に失敗する主婦が多発するわけです。
ネットビジネスを副業でやって挫折するサラリーマン
そして、今お伝えしたプチ起業の失敗事例のパターンは、サラリーマンがインターネットを使った副業で挫折するパターンと似ているんです。
どこが似ているかと言うと、
副業だから最悪稼げなくても別に生きていける
という点です。
副業があるということはもちろん本業があります。
そもそもサラリーマンが副業をはじめる理由って、今の生活を少し豊かにするために興味本位ではじめた方が多いんですよね。
しかし実際やってみると、、、
会社帰りや休日にコンビニなどでバイトをしても良かったけれど、パソコンでカチャカチャやればラクに稼げるという噂を聞いて実践してみたけど全然稼げなくて、途中で挫折してしまった。
このような思考に陥ってしまう方は少なくありません。
ここでもマインドがしっかりしていないとまず継続することが難しいのです。
僕がコンサルティングをしているビジネスも、成果が出るまでには約3ヶ月の作業期間が必要となるのですが、この期間で実績を出せた人は皆さんちゃんと強い動機をもって行動をしていました。
だから主婦もサラリーマンもなにか成し遂げたい気持ちがないと絶対に上手くいきません。
そもそも人間っていうのはラクな方に流れてしまう生き物ですからね。
そんな中でも結果を出すには、強いマインドを持つことが重要なんです。
それでもプチ起業はやったほうがいい
と、なんだかんだ言ってきましたが、僕はプチ起業に肯定的です。
なぜなら例え失敗したとしてもやらないよりは断然いいと思うからです。
しかし中にはこのキーワードに嫌悪感を抱く方もいるでしょう。
覚悟を決めて起業した人からすると、プチなんて表現されたら、
起業家
と言いたくなるかもしれません。
ですが、
現代の起業ってそれくらい敷居が低いんですよね。
ママ起業が流行っているのは、言い換えればママでも起業出来るような環境があるということです。
日本人は誰も起業しないと言われている中で、主婦の方が軽い気持ちだとしても起業を目指せるこの状況が僕は好きなんです。
失敗しても限りなくリスクが低いのであればどんどん挑んで失敗を経験して、また新しいビジネスを試みる。
そうやって成長していくのであれば主婦によるプチ起業は俄然応援していきたいですね!

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