『エモい』。
僕はこの言葉を2016年に知ってからまぁ高頻度で口にしています。
倉田
元は英語の”emotion”から来ているのですが、それを現代風に言い換えられてこの言葉になっています。
その意味をネットで調べると音楽の場面で使われることが多く、感情をあらわす一つの単語とされています。
個人的には『ヤバイ』と似たような意味を持っていると思うのですが、もっとセンチメンタルな要素を含んだものが『エモい』になるかなと。
倉田
今回はそのエモいをビジネス的目線で追求してみたので、エモさの本質に興味がある方は読み進めてみてください。
なぜ人は『エモい』場所に集まるのか?
僕は先日音楽ライブの撮影をしてきまして、その時に来場していたお客さんがみんなエモい!エモい!言ってるわけです。
自分もそのライブを撮影しながら観てたので普通に
倉田
って思ってたんですけどその時に気づいたことがあります。
それは、
この気持ちは音楽に限らず表現出来る言葉だなと。
例えばですけど、
夏のお祭りや花火大会もエモいと言えばエモいです。
それを題材にした作品もそのストーリーの中にエモい要素が確実に含まれていたりします。
また、スポーツ観戦をしているときに接戦の末、勝利した瞬間というのもエモいですね。プロよりも高校生の試合のほうがそれを感じやすいかもしれません。
そう考えると
日常生活の中でドラマチックな出来事が起こりうる場面がエモいのではないかと思うんですよ。
そして人はそういう場所に足を運びます。
なぜならば、
エモい体験をみんなが求めているからです。
エモさにはは価値がある
多くの人は働いて休む、働いて休む、働いてお盆休み、正月休みを毎年繰り返しています。
ただ、そんな単調な毎日の中にみんな何かしらの刺激を求めようとします。
倉田
だから退屈を満たすために時間とお金を”なにか”に使っているわけです。
その”なにか”は人それぞれあると思いますが、一昔前は確実に”物”に消費する傾向が強かったですよね。
服、腕時計、車、家などなど良い物を持つことに価値があった時代でした。
ですが、今の時代は若者を中心に物への価値が薄れています。
倉田
じゃあ何に時間とお金を使うのか?
”体験”に使うんです。
日常では味わうことの出来ない体験にみんなお金を出します。
正直言うと、今の時代はインターネットさえあればいろんな疑似体験ができますよね。
Googleマップのストーリービューを動かせば自宅から富士山に登った気分になることもできます。
またYouTubeライブを見ればその場に行かなくても一体感を得られるし、360°動画であれば臨場感も生まれるでしょう。
さらにはVR・ARの発展でいくらでもリアルに近い環境でコンテンツを楽しむことが可能になってきます。
倉田
しかし、それはあくまで擬似なんですよ。
『生の体験』には敵わないんですよ。
僕はこれからの時代、この生の体験っていうのが重要だと思っていて
五感を使って味わえる体験は何にものにも代え難いものです。
そしてどんな人でも体験するなら楽しくなりたいし、気持ちよくなりたいはずです。
だからそのような体験が出来る場所に多くの人は会社帰りや休日を使って足を運んでいます。
たとえば、
飲み会に行ったり、カラオケに行ったり、エステに行ったり、ボーリングに行ったり、旅行に行ったりすればそういう気持ちは満たされるかと思います。
ですが、そこにエモさはありません。
そうなんです、生の体験は時間とお金があれば味わえるのですが
エモい体験っていうのはそんな簡単に出来ることではないんですよ。
エモい要素には感動も含まれているのでその先に涙を流したりすることも十分ありえます。
そして、考えてみてほしいのは大人になると日常生活で泣けることってあんまりないと思うんですよ。
仕事が辛くて泣くとかはあっても感動で泣ける場面ってやってこないですよね普通。
だからエモくなれる場所というのは多くの人が探し求めている場所であり、
そんな簡単に手に入らないからこそ希少価値が生まれていると言えます。
エモいビジネス
となるとこの先、エモい空間を提供出来るビジネスというのが社会で生き残っていくのではないかなという話に行き着きます。
現代ではインターネットさえあればほぼお金を使わずに楽しむことは出来ますが、その状態で心が動く体験というのはなかなか出来るものではないでしょう。
だからそのような空間を作り、多くの人に魅力を伝え体験してもらい『エモい』と思ってもらえることが一つのビジネス的成功体験と言ってもいいのかもしれませんね。
これは今すぐ出来ることでは無いかもしれませんが、エモいビジネスは今後絶対に生き残ると思うので絶対オススメです。
今回は僕自身もそこを目指して絶えず価値提供をしているので、その思考を記事にまとめてみました。
あ~エモい!

コメントを残す