会社を辞めたい理由のほとんどは人間関係と言われていますが、仮にそうだった場合その核となるのは『上司の存在』ではありませんか?
上司と反りが合わないから辞める新入社員は昔から多くいます。
辞めないにしても上司の存在に異常なストレスを抱えている人もザラにいます。
世の中の◯◯ハラスメントの多くは上司が原因だったりもします。
倉田
しかし、それも無理ありません。
そもそも上司と波長が合うことのほうが珍しいんですから。
今回は上司と合わないから会社を辞めようとしている方に向けた前向きなお話をいたします。
なぜ上司と合わないのか?
考えてみてほしいのですが、
たとえば小学校→中学校→高校→専門学校または大学と進学したとして
その次に会社員になるって環境が急激に変化しすぎだと思いませんか?
順調に大学まで進学したとしたなら23歳前後でいきなり会社という社会の組織に投げ込まれるわけです。
そして、そこに待ち受けているのは上司という存在。
約23年間存在しなかった絶対的な人物が目の前に現れるわけです。
考え方も育ってきた環境も違う人間がこれから自分の多くの時間を管理するんですよ。
この時点で「気が合う」ほうが難しいと思いませんか?
今までは気の合う人たちとしか一緒にいなかったし、体育会系の部活に所属していない限りはそれこそ絶対的な縦の関係もありません。
嫌なことは極力避けて、やりたいことに多くの時間を使ってきた人も多いです。
倉田
しかし、会社に入ってからこのスタンスでいると怒られます。そう、上司に。
上司
上司
上司
とか、とにかく怒られます(ました)。
すると逆に嫌なことが増えて、やりたいこともできずそのうち仕事へのやる気も消え失せるようになってきます。
だから多くの新卒入社の方は入社間もなくして気づくんです、
『あ、辞めたい』
ってね。
今まで長いこと気の合う人間としかいなかったのに突然気の合わない人と長い時間を過ごすことになる。
さらには縦の関係で管理され、指示され、評価される。
やっぱりどう考えても合わないですよね。
そもそも”自分と気の合う上司”というのがどういう人物なのかがいまいち想像できません。
仮に、『理想の上司ランキング』に毎年上位入りしているイチロー選手だって実際上司になったら合わない可能性は全然ありますから。
つまり上司なんてもんは、
そもそもが気が合わないこと前提なわけです。
上司と合わないから辞めるってどうなの?
では、そんな理由で会社をやめて良いのかどうかということについて触れます。
結論から言うと
とっとと辞めましょう。
これは僕の意見ですけど、もう今辞めたいと思っているなら早く辞めたほうが良いです。
そうしないとあなたの思考は上司と似てきます。
思考が似るとどうなるかというと、上司が今手に入れている環境が自分の未来になるということです。
倉田
働く会社員の殆どは上司より給料が低いですよね。まあ当たり前なんですけどそれは上司と部下という関係性があるからです。
あなたが上司を実力で抜かない限りそこは逆転しません。ですが現実的に上司超えって難しいです。
なぜなら外資系会社でもない限り年功序列の風習は一向に無くなる気配が無いからです。
しかし一番の問題はそこではありません。
本当にまずいのは、あなたが上司と長く時間を共にすることで
上司と同じ環境の中で行動をするようになってくることなんです。
言うても直属上司との給料差なんて5万~10万ぐらいですから、お互いの環境がそこまで大きく変わることはありません。
倉田
するとこの収入の範囲内で出来る同じような行動をするようになります。
例えば同じ勤務地にまでの通勤の景色は同じです
- 同じ路線
- 同じ道路
- 途中立ち寄るコンビニ など
出勤や退勤の時間、休みも同じなので生活リズムも似てきます。
更に会社に長く勤めていれば近くのランチや居酒屋によく行くようになるでしょう。
倉田
そうなってくるとお金の価値観も似てくるんですよ。
その環境に満足しているならこれ以上言うことはありません。
しかしそうではないならば、合わない上司より合うと誰かと多くの時間を過ごしたほうが上司よりも良い環境が手に入る可能性が高いです。
なぜなら先程述べた同じ環境にいるだけで人の思考はその人に似るからです。
よく親と上司は選べないという言葉古くからありますけど、上司は選べます。正確には上司を持たいないという選択肢は現代においては可能なんです。
だから今から選ぶべき道というのは、合わない人と一緒にいることではなく自分がこうなりたいと思える人や自分が進もうとしている未来の先を行く人と同じ行動をすることなのです。
もしその人が上司よりもステージの高い環境に身を置いているのであれば、あなた次第で180度違う人生を歩めるようになります。
そういうことを含めて僕はあなたに改めて言います。
とっとと辞めましょう。

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