動画制作の中でもっとも時間と手間を要するのは編集作業かと思います。
なのでその部分を請け負う動画編集の仕事が生まれるのですが、それで食っていけるのかについて動画制作歴10年以上の僕から答えを出すならば、
やり方次第で食っていくことも可能です。
駆け出し動画編集マン
倉田
ですが、もちろんただ動画編集を請け負うだけではこの先厳しいので、今回は僕自身も取り組んでいるYouTubeを使った、新しい動画編集での稼ぎ方についてまとめてみました。
現在動画編集の仕事をしている方、またはこれからやってみようと思っている方の参考になればと思います!
動画編集の仕事で稼げるようになるためにやること
まず動画編集の役割について明確にしておきましょう。
動画というのはどう見せるかによって作り方が変わります。
それは大きく分けて2つ。
- 記録映像
- 作品映像
この2つです。
記録映像というのは、監視カメラやダンスなどのパフォーマンス、またはスポーツの練習を記録用に撮影しておく動画ですね。
この動画の役割は、あとから特定の人が”自分のために確認するもの”なので、記録映像の場合は編集作業というのはほぼ発生しません。
対して作品映像というのはもっと誰かにとって役に立つ動画になります。
これはテレビの映像、インターネット上にアップされている映像、DVDに収録されている映像、その多くが作品映像ですね。
倉田
作品映像の場合、編集が絶対に必要というわけではありませんがそれをすることで多くのメリットをもたらすので、ここではじめて動画編集に価値が生まれるわけです。
編集に価値を置くか置かないか
でも動画編集なんて、やったこと無い人からしたらとても敷居が高いものです。
駆け出し動画編集マン
実際作業を覚えればそれほど難しくなく編集ができるのですが、その行動に移すまでの時間と労力を考えたら、「誰かに任せたほうが早い」という判断になりがちです。
そういう需要もあって、ここ最近では動画編集代行のようなビジネスが活気づいています。
これは撮るだけ撮ってあとは、お金を払って動画編集をお願いするというサービスです。
なので動画編集代行を自分で請け負っていれば、まずここでひとつの収入源が確保できますよね。
駆け出し動画編集マン
倉田
ただ、ひとつここで問題があります。
それは、当事者(依頼主)によっては
お金出してまで動画編集してもらう必要性あるかな?
という意識があるということです。
動画編集のベネフィットを理解しているクライアントであれば、「ポンっ!」と多めの報酬をいただけるのですが、そうじゃない場合は編集に対しての価値が下がるため、支払われる報酬額も低くなってしまいます。
倉田
この感覚は美容室の値段設定と似ていると思います。
駆け出し動画編集マン
たとえば美容室でカットのみの料金だと、だいたい4,000円くらいですよね。
カット4,000円が高いか安いかについては個人差が生まれますが、現実に1,000円カットの業績が伸びているのをみると、ヘアカットのニーズに対して美容室の値段設定がマッチしていないわけです。
だから美容師さんはカット4,000円の価値を、どうやって感じてもらうか日々試行錯誤しているんですよね。
話を動画編集に戻します。
つまり僕がお伝えしたいのは、
先程の「お金出してまで動画編集うんたらかんたら…」という方に対して
編集をすることでこれだけのメリットがある
という得をクライアントに打ち出すことができなければ報酬は低いままということです。
倉田
新しい稼ぎ方
では、これから動画編集で稼ぎ続けられるようになるには、どのような道筋をたどればいいのかということについて説明していきます。
駆け出し動画編集マン
そのひとつの方法として僕が提案するのは
マーケティングを学びコンサルティングを行うことです。
これは僕自身も現在行っていることですが、非常に仕事として需要があります。
具体的にやっていることを説明すると、クライアントに対して作成する動画から”どういう行動を取って欲しいか”を確認するところからはじまります。
もしそれが企業の宣伝ムービーを作って欲しいという依頼だった場合、クライアントとしては
- 自社商品を購入してほしい
- 自社のコンセプトを知ってほしい
- 採用特設サイトに社員紹介をしたい
などいろんな要望があるはずですよね。
または、自社商品の購買意欲を高めたいという依頼ならば
- どんな属性の人に?
- 年齢層は?
- その商品を利用するシチュエーションは?
- 動画以外のプロモーションは?
という話をこちらからもちかけ、そのための最善なプロモーションを提案する必要があるわけです。
すると、
「じゃあそれは動画じゃないほうがいいですね」
という発言もできてしまいます。
これを根拠を持って言える能力を持ち、その上で動画編集もできるとかなり強いですね。
つまりは下請け思考を辞めてコンサルティングするチカラを身につけることが、「稼ぐこと」においてステージをひとつ上げる方法になります。
あとはどのようにマーケティングを学んでいくかですね!
YouTubeマーケティングの学び方
動画編集したものが必ずYouTubeにアップされるわけではありませんが、近年僕が請ける仕事の殆どはYouTubeにアップする前提の動画制作依頼です。
これはつまり動画制作のスキルを身につけることは、YouTubeの仕組みを知ることもセットで重要になります。
では「YouTubeの仕組みを知るにはどうしたらいいのか?」
ですが、この答えはアナリティクスを研究することです。
駆け出し動画編集マン
倉田
YouTubeアナリティクスを研究することで、
- こういう動画はこのサムネ・タイトルだと伸びる
- こういう動画はこの層にウケる
- こういう動画は外部コンテンツから呼び込んだほうがアクセスされやすい
などの傾向と対策が自分の中でできあがってきます。
この分析力を持ち合わせていれば、コンサルティングが行えるようになりますよね。
そのためには、自分でチャンネル開設してYouTube運営の経験値を積む必要がでてくるので、最初のうちはなんでもいいので自分でYouTube投稿を初めて見るのがよいでしょう。
倉田
僕がなぜマーケティングを学ぶことを進めているのかというと、正直動画編集だけであればクラウドソーシングサービスを使ったほうが、安くてそれなりのものが納品されてしまうからです。
駆け出し動画編集マン
もちろんクライアントは納品クオリティだけではなく、信頼関係という付加価値があるから特定の編集者に依頼しているのは確かですが、受注する側もその上を行く価値提供ができるに越したことはありませんよね。
だから『「動画編集できます!」だけじゃない価値』を提供できる自分にアップグレードすることが、長く稼いでいける秘訣なんです。
YouTube広告収入の今後
僕がここまでしてきた話はクライアントから報酬をもらう前提でしてきました。
ですが、YouTubeの広告収入も長期的にチャンネルを展開するのでればまとまった収入として稼ぎ口になります。
駆け出し動画編集マン
倉田
ただこれにはデメリットもあって、YouTubeのプラットフォームに依存しすぎると、もしYouTubeの仕様が変わり広告収益システムを廃止するなんてことになったらその日からは収益ゼロになってしまいます。
駆け出し動画編集マン
倉田
そうならないためにも太いクライアントを見つけて、その人からの信頼獲得に努めていきましょう。
そのほうが、「稼ぐ」という点においては広告収入よりも多額の報酬を受け取れるようになってきますよ。
倉田
最後に
以上が、動画編集の仕事とYouTubeを使った新しい稼ぎ方についての記事でした。
とはいっても動画編集の能力はひとつの武器になるし、やり方次第で収入も大きく変動します。
僕の場合は動画編集の能力に加えてブログを使った集客術を学んだおかげで、いまYouTubeマーケティングとコンサルティング事業を個人ではじめることができました。
これは知っているか知らないかだけでシゴトの選択肢の幅も広がるので、少しでも興味あれば下記のメルマガより登録してみてください↓

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