Googleが常時SSL化(https化)の推薦を公表したため、今後https化しているサイトはSEOの面で若干優遇されるようになりました。
ただ、現在httpの状態でブログ運営者の中にはこのhttpsに設定することで
という不安を覚える方もいると思います。
倉田
しかし、このままなにもせずにhttpのままでいるわけにもいかないので、重い腰を動かして取り組んでみたところ意外になんとかなったので今回無料独自SSL設定方法を紹介していきたいと思います。
僕はエックスサーバーを利用しているのでそちらを例にやっていきます!
目次
その前に独自SSLとかhttpsってなんなの?
まずこの独自SSLとかhttpsについて説明します。
「SSL」とはSecure Sockets Layerの略で、インターネットのウェブブラウザとウェブサーバー間のデータの送受信を暗号化させる仕組みのことです。また、「独自SSL」というのは独自ドメインに対して設定するSSLサーバー証明書のことです。
これをすることで情報を第三者に盗まれるのを防ぐことが出来ます。
そしてhttpsとはHyperText Transfer Protocol Secureの略でSSLによって暗号化されたプロトコルのことです。
倉田
SSLを導入しているかどうかの見分け方はこんな感じ▼
結果的にこのような状態になれば問題ありません。
そうしておけば
Googleアルゴリズム
ということをしてくれるわけです。
詳しくはGoogleの公式アナウンスをご参照ください↓
無料独自SSLを設定してブログサイトをhttps化する方法
それではここから無料独自SSLを設定してhttps化にする手順を説明していきます。
手順は全部で5ステップ。
- 無料独自SSLを設定
- WordPress設定をhttpsに変更
- リダイレクト用のコードを追記
- Better Search Replaceを使ってhttpsに書き換え
- GoogleアナリティクスとSearch Consoleの設定
ボリュームはありますが、やることはいたってシンプルです。気負いせずに進めていきましょう!
無料独自SSLを設定
まずはエックスサーバーのサーバーパネルより『SSL設定』を開きます▼
『独自SSL設定の追加』→指定大賞のドメインを選ぶ→『独自SSL設置を追加する』をクリック▼
数秒待つと▼
SSLの追加が完了するのでサイトに反映されるまでしばらく待機です▼
倉田
ちなみに反映される前にクリックすると▼
このようなエラー画面が表示されます▼
反映が完了するとこのように▼
『https』になりました!
が、しかし!
よ~くみると鍵マークがついていません。
この状態ではまだセキュリティに問題があります。
しっかり設定していきましょう!
WordPress設定をhttpsに変更
まずはWordPress側から設定を変更していきましょう。
ダッシュボードより『設定』→『一般』の画面を開いたら
- WordPressアドレス(URL)
- サイトアドレス(URL)
の2つをhttpからhttpsに変更する▼
最後に『変更を保存』して完了です。
リダイレクト用のコードを追記
次にリダイレクト用のコードを追記していきます。
リダイレクトとは、これまで”http://~~~”に来ていたアクセスを変更した”https://~~~”に転送してくれるというものです。
そのコードを追記する場所が『.htaccess』になります。
『.htaccess』はエックスサーバー上で編集をすることが可能です。
サーバーパネルより『.htaccess編集』を選択▼
この赤枠の部分にコードを追加します▼
追記するコードはこちら▼
1 2 3 4 5 |
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L] </IfModule> |
このコードを冒頭に貼り付けます▼
最後に『.htaccessを編集する(確認)』をクリックして完了です。
Better Search Replaceを使ってhttpsに書き換え
次はサイト内の「http」表記のURLをすべて「https」表記に書き換えていきます。
この作業をするには『Better Search Replace』というプラグインを使用すると簡単に出来ます。
プラグインをインストールしたら『ツール』→『Better Search Replace』を選択▼
下記の画面になるので『http』と『https』のURLをそれぞれ以下のように入力▼
最後に『Run Search/Replace』をクリックすると書き換えが始まります。
『Run as dry run?』にチェックを入れておけばセーブされず書き換えるページ数を先に知ることができます。
なのどれくらいの書き換えが必要なのか確認したい場合はチェックを入れておきます。
問題なければチェックを外して『Run Search/Replace』をクリックしてください。
以上で全ページの『https』の書き換えが完了です。
GoogleアナリティクスとSearch Consoleの設定
最後にGoogleアナリティクスとSearch Consoleの再設定をして終了です。
倉田
Googleアナリティクスの設定
アナリティクスの再設定は『プロパティ設定』『ビュー設定』の2つのURLを切り替えるだけです▼
管理ボタンをクリックしたらまず『プロパティ設定』と『ビュー設定』の以下の箇所で『https』に切り替えてそれぞれ保存します▼
Googleアナリティクスの再設定は以上です。
Search Consoleの設定
Google Search Consoleの再設定は最初に設定した作業と同じことをします。
やることは
- Search Consoleでhttpsの方のプロパティを追加
- XMLSitemapの送信設定
となります。
参考までにこちらでSearch Console登録手順とXMLSitemapの設定方法を紹介しています。
最後に
これで独自SSL設定でhttps化する方法はすべて終了です。
一回やってみるとなんてこと無い感じしますよね。
倉田
Googleの畑でビジネスしていく上ではこの設定は避けて通れないので腰が重いという気持ちもわかりますが汗、いざチャレンジしていきましょう!

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