どうも、ブログマネタイズしたりWebサイト制作をやったり、個人で収益が得られる能力を身につけるためのコンサルティングをやったり、ライター活動したりしています。スティーブン倉田です。(@stevenkurata)
倉田
ただ、その中でも一番キャリアが長いのは映像制作です。
僕は23歳から趣味で動画作り続けて、30歳くらいでようやくシゴトとしてきちんとお金がもらえるようになりました。
まあ、それまでは、たまに入る友人経由の制作依頼をほぼノーギャラと言ってもいいくらいの価格(またはノーギャラ)で請け負ったりしていましたよ(汗)。
しかし、Webコンテンツのマネタイズ技術を身に着けてからは映像制作の方も、そこそこ収益を得られるようになったので、この記事では映像制作をフリーランスでやった場合
- どれくらい稼げるのか?
- そしてどのようにシゴトをもらうのか?
- 動画にかかるコストはいくら?
というようなことを、実体験を交えて赤裸々に話していきたいと思います。
目次
フリーランスだと映像制作の収益はどれくらいなの?
先に映像制作の収益の話をしましょう。
おそらくフリーランスである以上、会社員のように毎月同じ日に決まった額が振り込まれるということは少ないと思います。
僕も月によって案件の収益は変わるし、クライアントによってはいつまでもお金が振り込まれないというトラブルもあったりするので、フリーで活動するならしっかり請求をすることも大切になってきます。
では、早速1ヶ月分の収益を公開しますね。
今この記事書いているのが5月なので、4月の映像関係の収益をお伝えすると
企業案件/150,000円
YouTube広告費/50,000円くらい
YouTubeコンサル・動画制作/60,000円
でした。
およそ月に25万円の収益を映像関連から得ています。
紹介した案件以外にも企業案件は2本、YouTube案件が1本進行中です。ただ、支払いが完了していないということで上記には含めていません。
それでは収益の内訳をお伝えします。
企業案件収益
フリーランスで活動してはじめて知ることは、企業(法人)案件の収益が一番割の良いシゴトということです。
僕も実際に案件を受けてみてわかりましたが、企業はやはりお金をもっています。
倉田
基本的に6桁の予算で僕は見積もりを出しますが、言い値でおおむね通ります。
だからフリーランスで収益をなるべく安定させたいなら、企業案件をどれだけ継続的にもらえるかがポイントですね。
それもひとつだけではなく、2件~3件と太いクライアントがいれば、会社員の給料以上の収益は確実に得られるでしょう。
YouTube広告費
こちらはYouTubeで動画配信をしてそこに貼られた広告から収益を得るというものです。
おそらくこの記事を読まれている方の中には、すでにYouTube広告収益を得ている人もいると思われます。
ただ、僕がまとまった収益を得ているYouTubeは自分自身が発信する活動ではなく、YouTuberをマネジメントしてチャンネルの広告収益を分配しています。
現在広告収益が発生しているチャンネルは3つありますが、すべて裏方の役割なので演者の活躍次第で収益の状況も変わってくるところですね。
YouTubeコンサル・動画制作
こちらは、さきほど紹介したYouTube運営のコンサルフィーおよび動画制作報酬です。
YouTuberといえども、アーティスト活動のプロモーションツールとしてYouTubeを使う方もいます。
そういう場合は、所属事務所または個人から広告収益とは別にギャラを支払ってもらうことも可能です。
倉田
僕は月におよそ15本の動画配信を考えた場合、予算30~50万円の6ヶ月契約を結んでます。契約内容は長期的にどんなことをしていきたいのか話し合いをもって決めていく感じです。
どのようにしてシゴトをもらうのか?
収益に関して説明しましたが、次はそのシゴトをどのようにしてもらうのかという部分について説明していきます。
シゴトの取り方は細かいこと言えば人の数だけあると思いますが、その中で代表的なものを2つ紹介します。
紹介してもらう
人から紹介してもらうのは、オーソドックスな方法ですね。
僕もこのパターンで依頼をよく受けます。
たとえば会社で自社商品を宣伝する動画を作りたいということになれば、きっと「作れる人」を探すはずですよね。でも会社はそんなとき、業者に依頼して事を終えています。
けれど、もしここで自分の友人・知人が会社で
知人
と発言してもらえれば自然とこっちにシゴトが回ってきます。
僕の場合、過去に携わったアニメイベントのCMを制作したことがきっかけで、そこに出演していたタレントの方々が企業とシゴトをする際に僕を紹介してくれる事案が発生しました▼
また、アーティストのYouTubeのマネジメントも、やっている人があまりいないので、相談を受けることがあります▼
つい最近だと、YouTuberのファンの方から連絡がきて▼
ということもあったり(笑)
人が人を呼ぶって感じですね。
公式サイトまたはSNS経由で
こちらは、直接依頼を受ける方法です。
自分の公式サイトまたはSNSでの発信をクライアント側が見つけて
営業
という形でお願いされます。
このメリットは、
営業
という要望があっての案件なので、こちらの意図が通りやくシゴトを進めていく上で非常にやりやすいことです。
依頼をした人間は普段から自分の発信を受け取っているので、つまりはファンに近いですね。
このシゴトの取り方には2つの方法があって
- ヒット作(バズる作品)を生み出す
- マーケティングに力をいれる
のどちらかです。
1.)の場合は、例えばこのような作品を作るとかです▼
【劇場版 みずほ銀行(予告編)】
毎月恒例
「みずほ銀行のATM停止」を
映画の予告っぽくしてお知らせいたします。停止までまだ4時間くらいあります。
安心して3連休中を過ごせるよう
今すぐATMでお金下ろしましょう!! pic.twitter.com/ao0l4urauT— takayuki a.k.a Son (@masayoshi1223sn) 2019年2月8日
まだ動画を始めたばかりの人だと、いきなりこのような動画制作は難しいかもしれません。
ですが、クオリティよりも面白い発想を動画コンテンツにできることのほうが、拡散されやすいし、シゴトに繋がりやすいです。
なのでコツコツ自分の作品を作り続けて投稿することが大切ですね。
対して、2.)の場合は冒頭でお伝えしたようなやり方でシゴトを取ります。
多少の動画作品は必要ですが、公式サイトを持ってSNSなどでコンスタントにコミュニケーションをとりながら情報発信をしていきましょう。
すると先程は動画作品を視聴したクライアントからシゴト依頼が来ましたが、今度は制作者の考え方や価値観に共鳴して依頼してくれることが増えるんですよね。
どちらかというと後者のような、名前で依頼が来るというものがフリーランスとしては理想系だと思います。
映像制作にかかるコストはどれくらい?
次にコストについてです。
まず、映像制作でかかるコストは機材費と人件費だと思います。
それぞれを解説しますね。
機材費
撮影機材は
- カメラ
- 三脚
- マイク
- ライト
など。
編集機材はPCまわりと編集ソフトなどが必要です。
これらにかかる値段はピンきりです。ですが、決してお金をかければいいということでもありません。
どんななものを作るかによって変わってきます。
では、僕がフリーでシゴトをもらいはじめた頃に使用していた機材と値段を紹介するので、ひとつの参考にして貰えばと思います。
【カメラ】
iVIS HF G20 78,000円くらい(当時価格)
【三脚】
SLIK 2,900円くらい
【外部マイク】
Canon 指向性ステレオマイクロホン DM-100 25,000円くらい(当時価格)
【PC】
自作 トータル12万円くらい
【編集ソフト】
Premiere Pro CS6 8万円くらい
ですね。
つまり機材費はトータル30万円あれば、ゼロから制作環境は整うということです。
それとこのような機材は、一度購入してしまえばあとは人件費しかからないので、案件を取れれば取れるほど初期投資分はペイできます。
そして、その都度で不足している機材があれば購入してもいいし、レンタルという手段もあります。
人件費
すると予算のほとんどが人件費にまわりますよね。
もちろん、フリーランスだとひとりだけで制作することがほとんどなので、全額自分の報酬となります。
しかし、制作の規模感が大きかったり、複数のプロジェクトを同時進行していたりすると、どうしてもひとりだけで作業することが難しくなります。
そこで、外注に作業をお願いする必要が出てくるんです。
外注に出すということは、どれくらいの予算感でお願いするかを考える必要があります。
僕の場合は予算の見積もりを出す段階で、クライアントに演出の提案をするのですが、
- 自分一人で行う場合
- 外注ありきで制作する場合
この2パターンで見積もりを出すようにしています。
たとえばこちらの動画▼
これをベースにした動画制作をする場合は予算10万円でパターンAとして見積もりをだします。
そしてもう一つの案として外注ありきのパターンBはこちら▼
こちらはイラストアニメーションとナレーションを使用しているので、見積もりを20万円でだします。
しかし、パターンBは僕の中では外注に出すつもりなので
- イラストアニメーション制作 5万円
- ナレーション 5万円
で依頼して納品された素材をもとに最終調整を自分のほうで行います。
外注の人件費設定は高すぎれば自分の取り分が減るし、低すぎると求めているクオリティイレベルに達しなかったり、作業者のモチベーション低下に繋がります。
なのでここは、相手との関係性によって考えていけばいいかなと。
最後に
以上が、フリーランスで映像制作した場合の収益やコストの話です。
僕の実例をリアルに紹介しましたが、すべてのフリーランスで活動している映像クリエイターが同じような収益・コスト感ではないと思います。
ひとつの目安として参考になれば幸いです。
それと、フリーランスで収益を安定させたいなら、映像にこだわらず様々なマネタイズ法に挑戦するのも良いかと思います。
僕もブログ収益を得られるようになって、経済的に安定したおかげで映像制作に集中できるようになりました。
視野が広がれば創作アイデアも湧くので、ぜひ未知のことにもチャレンジしてみましょう!

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