現代のインターネットを使ったビジネスにおいてWeb動画の集客は、個人・企業にとっては絶対におさえておきたいポイントだと思います。
倉田
そしてWeb動画の代表格であるYouTubeは、すでに多くの人が集客ツールとして導入し実践されていることでしょう。
しかし、当たり前ですがただ動画をアップするだけで集客効果が得られるわけではありません。
この記事を読まれている方の中には、
- YouTubeで動画集客をはじめようとしている
- やってはみたものの全然思うように行かない
そんな状況にいるかもしれません。
今回はそのような方に向けた、YouTubeチャンネルで集客に成功した僕の事例を3パターンにわけて紹介していこうと思うので、よかったら参考してみてください!
目次
YouTube動画集客がアツい
そもそもなぜYouTubeで動画集客をする人が増えたのかというと、単純に効果が見込めるからです。
集客するということは、その先に何かしらの商品やサービス、またはイベントなどがあるはずですよね。
そこに到達するまでの手段として動画を使うわけですが、なぜ動画が効果的かというと『メラビアンの法則』というものをご存知でしょうか。
別名『3Vの法則』とも言われるのですが、話し手が聞き手に与える影響は、以下の3つから構成されているといいます。
- Verbal(言語)
- Vocal(聴覚)
- Visual(視覚)
そしてそれぞれのVが与える影響力の割合は、
- Verbal(言語情報)7%
- Vocal(聴覚情報)38%
- Visual(視覚情報)55%
と言われています。
たとえば、今読んでいるこのブログも何を言っていたかよりも、何を見たかの方が記憶に残るわけです。
だから極端な話、今話していることよりも
突然差し込まれた『患者のスマホを肘で割る看護婦』のほうが記憶に残るんですね。
そうなってくると視覚情報は静止している1枚絵よりも、それが連続して映し出される動画の方が記憶に残るし、動画であれば言語情報・聴覚情報も同時に影響を与えることができるので、顧客心理を掴むには非常に効果的なのです。
そして、スマートフォンの発展と共に人々がインターネットに触れている1日の平均時間は年々増えていますが、中でも動画視聴に割く時間も比例して増えています▼

引用元:C-NAPS(2017年データ)
動画と言っても、Netflix、Amazon Prime Videoのように一定額の料金を払うことで動画が見放題となるサービスもありますよね。
僕もいくつか利用していますが、VODを使った集客もそのうち活用できるかも知れません。
ただ、やはり無料で視聴できるYouTubeというプラットホームは多くの人が利用するため、現段階で集客するには都合が良いんですよね。
YouTube野郎
YouTube動画集客の裏で行った戦略
では、YouTube集客を実際に裏で行ってみて成功した3つの事例を題材に、僕がどんなことをやったのか解説していきますね。
パーソナルトレーニングジムの体験希望者殺到
健康志向の現代では、身体への意識の高まりとその効果性の高さから、スポーツジムに通う方が増えていますよね。
全国規模でみると名のしれた大型ジムに多くの方が通われるのですが、都内では小規模施設にインストラクターを付けたパーソナルトレーニングジムが人気を博しています。
しかし、この手のジムは大手ジムに比べて広告費に予算が回らないことが多いため、いかにコストをおさえて集客をするかが一つの課題となっています。
そういった背景がある中で、YouTubeコンテンツ作成およびプロモーションの依頼を受けて実施した結果、
1ヶ月で体験入会30件、そのうち15件が本入会に至りました。
ここまでの成果を上げるために僕が行ったことは以下の通り↓
- 3ヶ月間のボディメイク挑戦企画として数名で同時にスタート
- その成長記録をそれぞれ週1回のペースで配信
- 内容はトレーニングメニューや食事メニューを紹介したりする
- Twitterと連動させて動画でリアルタイム進捗報告
- 1ヶ月半で具体的な経過報告の動画、ラストに結果発表の動画を配信
です。
こちらに関しては、撮影するためにジムに足を運ぶ時間がなかなか大変でしたが、トレーニング以外の動画はスマホなどで撮影してもらい僕の方で編集をするなど工夫をしていました。
ただ、このプロジェクトはスタートしてから3ヶ月経って結果発表動画を出すまで、1件も申し込みが来なかったんですよね汗。
倉田
じゃあどのタイミングで申し込みがあったかというと、結果発表動画を配信した翌日に、ボディメイク企画に参加していたけど早期リタイアしてしまった方が、Twitterに参加者のビフォーアフター写真をアップしたらほんのちょっとだけバズったんですよ。
すると、今まで作成してきたYouTube企画のプロジェクト動画をスタートから視聴してから、申込みしていただける方が続出しました。
今回のプロジェクトでは、Twitterでバズったことも大きいですがバズった先にある、セールスまでの動画コンテンツを用意していたことが黒字に繋がったと言えます。
そしてその動画はYouTube上に資産として残るので、自動的な集客装置としてこれからも機能していくことが予測できますね。
音楽アーティストのライブ動員数増加
曲が売れなくなった音楽業界では、ライブへの価値が年々高まってきています。
つまりCDの売上を増やすよりもライブに足を運んでくれるお客さんを増やさなければ、アーティストにとっては死活問題になるわけです。
僕は、とあるセルフプロデュースの音楽グループから、YouTubeチャンネルを開設して動画を配信していきたいという依頼を受けて取り組んだ結果
結成1年目で約500人を動員出来るレベルに持っていくことに成功しました。
もちろんこれはグループのコンセプトやアーティスト自身のSNSなどの発信力も影響しています。
しかし、年間通してライブ本数よりも動画投稿の本数が圧倒的に上回るくらいには、積極的にYouTube活動を行っていたためYouTuberとしても認知され、新たなファン層を獲得することが出来たのでライブ動員数に関しては一役買っているでしょう。
倉田
また、単独ライブのチケット販売のプロモーションをYouTubeで配信した際は、グループのストーリーを意図的に演出することで、希少性の原理が働いて前日にチケット売上が大きく伸びました。
音楽をやられている方とYouTubeというのは本当に相性がよくて、一番の利点はYouTube動画内で自分たちの楽曲も流せることだと思っています。
YouTube野郎
それが直接的な動員数につながらなかったとしても、YouTube配信を続けていれば何かがきっかけになり、認知されたときに、その動画内で流れていた曲を聴いて興味を持ってくれたりします。
そこから何度か動画を視聴しているうちに、曲やアーティストのパーソナルな部分を好きになってくれるということもよく起きましたね。
倉田
コンテンツマーケティングで自動販売の仕組み化に成功
こちらは僕のYouTubeチャンネルでの集客なんですが、YouTubeから公式サイトへ飛んでもらい、そこからメルマガへの登録に導き、クローズドメディアでセールスにつなげるというものです。
僕の場合YouTube動画単体の数字はあまり伸びていませんが、テーマがビジネスであること、そして需要の高いお金にまつわる内容の動画を配信しているので、1回の再生が濃いものになっています。
「濃い」というのは、経済的な悩みや副業ビジネスで問題を抱えている方がその解決の糸口を探して視聴しているので、動画への興味関心度が高いということです。
倉田
そして潜在的な問題に気づいてもらうためには、人によって刺さる内容が変わってくるため、切り口を変えた配信を数多くしていかなければなりません。
倉田
ただ、そうやって間口を広げた結果、YouTubeから公式サイト、そしてメルマガ登録への動線が活きてくるわけです。
もしこちらの記事を読むきっかけがYouTubeからだという方がいた場合、まさに仕組み化が成功したと言えるでしょう。
それと、
Webコンテンツを利用した集客は、様々な分野で活用できます。
最初に紹介した「筋トレ」というテーマでも、潜在的な悩みを抱えている人はたくさんいますし、語学や恋愛なども多くの需要があります。
だから最終的に「誰にどうして欲しいのか」が決まれば、コンテンツマーケティングで自動販売を仕組み化することは簡単…とは言いませんが、誰にでも導入できるわけです。
僕の場合は下記のメルマガで動線を作っているので、もしよかったら登録して参考にしてみてください↓
YouTube集客は失敗事例も必要
このようにYouTube集客方法はケースバイケースです。
しかし大前提として、何をするにしても売りたい商品やサービス、または取ってほしい行動を明確にすることが大切です。
そこがブレてしまっていては誰にも刺さらない動画を量産するだけになってしまいます。
しかし、明確にしたとしても失敗することはあります。
この記事では上手くいった事例を紹介していますが、その分失敗もたくさんしてきました。
僕はどちらかというと成功よりも失敗から学ぶことの方が多かったです。
倉田
なので、YouTube動画集客をすでに実践されているけど上手くいっていない方は、今回の記事から参考にできる部分あればどんどん盗んでいってもらって大丈夫です。
しかし、まだ何も始めていないという方は、一度やってみて失敗を経験してみるほうが案外その後うまくいくかも知れません。
というか集客の前に自分自身でYouTubeチャンネルを開設して、趣味や特技または日常系の配信など、何でもいいので一度動画投稿をやってみることをおすすめします。
「悩むよりもやってみる」ですね!
そして「失敗してみる」です!

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