ブログの記事作成においてもっとも重要な項目はタイトル作成です。
もちろん本文も重要ですが、どんなに面白い内容の記事が書けたとしても、結局タイトルがクリックされないと誰からも評価を得られません。
倉田
だから個人でブログを運営するのであれば、クリックされるタイトルライティングを極めることが読まれることの第一歩となります。
今回は日々ブログ記事添削のコンサルティングをしている僕が、『検索プロセス』と『5W1Hの法則』を使ったクリックされやすいタイトルの作り方を解説していきたいと思います!
目次
クリックされる前に意識するキーワードについて
そもそもクリックされやすいタイトルをつくるには、大前提としてGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索されることを意識しなければなりません。
なぜなら大手メディアサイトに掲載されている記事と違って個人ブログの場合は、
検索者が検索フォームに文字を打ち込む
↓
自分の書いた記事タイトルが検索結果に表示される
↓
クリックされるorされない
というステージで戦うことになるからです。
するとここで重要になるのが、どのキーワードをタイトルに含めるかなんですね。
疑問ちゃん
原則として検索した言葉(キーワード)がブログ記事タイトルの中に含まれていると、検索エンジンはそれらの該当するコンテンツを自動検知して検索結果に反映してくれます。
たとえば、
<検索キーワード>
ゆで卵 剥き方
と検索した人がいた場合、この人に求められているタイトルは
<タイトル>
ゆで卵の簡単な剥き方
が可能性としては大きいと思います。
そしてタイトルの中に検索キーワードを含めているので、GoogleやYahooなどの検索結果に表示されやすくなります。
能天気くん
倉田
残念ながら「ゆで卵 剥き方」をタイトルにキーワードを含んだからと言って、自分の記事が検索結果の1ページ目に必ず表示されるなんてことはありません。
なぜなら「ゆで卵 剥き方」のアンサーコンテンツはすでにたくさんあるからです。いまからそこで勝負しても個人ブログで1ページ目に表示させるのは極めて難しいでしょう。
なのでブログ初期段階は、検索需要があってライバルが少ないキーワードを見つけて記事にしていくのが、賢いひとつの手順となります。
そういう意味を含めて「どのキーワードを使って記事タイトルを作るか?」は、クリックされる以前に考えておかなければいけないことなんです。
検索プロセスを明確にする
先程キーワードのことをお伝えしましたが、それとセットでタイトルを作る前に明確にしなければならないことがあります。
それが検索プロセスです。
検索プロセスとは検索されるまでの過程のことを意味します。
疑問ちゃん
なぜこれを明確にるかというと検索者そして検索意図を理解していない状態でタイトルを作った場合、キーワードを羅列したタイトルライティングになりがちだからです。
たとえば
オムライス 炊飯器 3合
というキーワードは実際に検索されるワードなんですが、これでタイトルを作るとなるともう少し検索するまでに至る情報が必要かと思います。
それが検索プロセスを明確にすることに繋がるんです。
では具体的にどのようなことをしていくかですが、それは以下の3つを意識すると効果的です。
- 検索者は誰なのか
- どんな問題(疑問・悩み)を抱えているのか
- どんなキーワードを使って検索したのか
こちらをはっきりさせてからタイトルを作るだけで、かなりクリックされやすいタイトルに近づきます。
では、細かく解説していきますね。
検索者は誰なのか
検索者が誰かを決めることで、タイトルの書き方は変わります。
たとえば、
デート 服装 夏 30代
と検索する人がいた場合
デートの服装おすすめ夏コーデ!30代のおしゃれアイテム5選
というタイトルにすると大体の検索意図を満たしたタイトルにはなると思います。
能天気くん
しかし、これを検索する人が男性か女性かで記事の内容って変わりますよね。
もし女性向けの記事とは知らずに男性がこの記事タイトルをクリックしてしまった場合、見てすぐに間違いに気づきページを閉じてしまうことは安易に予想できます。
能天気くん
このようにアクセスはあるけど即離脱されてしまうページがあったら、Google的には「これ釣りじゃね?」と思われてもおかしくありませんよね。
だから記事タイトルはある程度読む人を絞る必要があるんです。
今回の場合だと
デートの服装おすすめ夏コーデ!30代男性のおしゃれアイテム5選
デートの服装おすすめ夏コーデ!30代女性のおしゃれアイテム5選
にすれば即離脱されるようなことは起きません。
なので検索者をなるべく絞ることがクリック率向上に繋がります。
どんな問題(疑問・悩み)を抱えているのか
そして次に検索者が検索するアクションに至る動機を考えます。
そもそも「検索する」ということは裏を返せば何かしら問題(疑問・悩み)を抱えているわけです。
それは単純に
無気力女性
と気になって
とライトに検索することもあれば、
背中痛いマン
と思って
能天気くん
というように、わりと強い悩みをもって検索する人もいます。
では、先程の
デート 服装 夏 30代
を検索する人はどうでしょう?
おそらくこれから気になる人もしくはパートナーとデートをするのに、何を着ていけば良いのか悩んでいることでしょう。
能天気くん
このキーワードは検索意図が比較的わかりやすいほうですが、まだこれだけだと間口が広く検索者の目的にピンポイントでハマりません。
どういうことかというと、デートの場所がどこかで服装も変わるからです。
これが男性であればそこまで考える必要はありませんが、女性の場合は映画館デートなのかBBQデートなのかで服装が大きく変わってきますよね。
だから、誰がどんな問題(悩み・疑問)を抱えているかを明確にすることは、的確に価値提供するために必要なリサーチなんです。
どんなキーワードを使って検索したのか
最後にどんなキーワードを使って検索するかを想定します。
先程までの話だと、これから気になる人もしくはパートナーとデートをするのに、何を着ていけば良いのか悩んでいる人が
デート 服装 夏 30代
と検索するところまでは理解できますよね。
さらに、女性の場合はデートの場所によって服装が変わるので、デート前の連絡で「来週BBQ行こうよ」と誘われた場合は
デート 服装 夏 30代 BBQ
BBQ 服装 スカート
BBQ デート 靴
などとキーワードも増えることが予想されます。
疑問ちゃん
ここまで絞っていくとその検索者にとってどんなタイトルが一番刺さるのかが見えてきます。
もちろん、
デートの服装おすすめ夏コーデ!30代女性のおしゃれアイテム5選
このタイトルでも十分クリックされやすいですが、
もう少し検索意図を絞って
BBQデートの服装にスカートはあり?男性ウケする靴3選
などにしてあげるとさらに検索者に寄りそったタイトルになりますよね。
5W1Hの法則
さて、キーワードと検索プロセスを意識したタイトルができたところで、最後にかなり効果的なテクニックをお伝えします。
それが「5W1Hの法則」です。
5W1Hという言葉は、コミュニケーションやプレゼンテーションなど、ビジネスシーンでよく使われるものなので、きっとどこかで聞いたことあると思います。
説明すると
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:なにを
Why:なぜ
How:どのようにして
の頭文字を1つ取った名称です。
この5W1Hをブログタイトルに当てはめると一気にクリック率があがるんです。
では実際に僕のコンサル生が初心者時代に書いた記事タイトルを例にしてみてみましょう。
<タイトル>
ITパスポートの参考書を買ってわかったこと
こちらは「ITパスポート 参考書」をキーワードにしたタイトルですが、先ほどお伝えした検索プロセスが意識されていないませんよね。
倉田
ではここで検索プロセスを当てはめてみましょう
<検索者>
ITパスポート試験の勉強をするために参考書を探しているひと、購入した人
<抱えている問題>
ITパスポートの参考書って実際どんなものなのか気になってネットで調べてみた、または買ってみたけど思っていたのと違うのでユーザーレビューなどチェックしてみた
<検索ワード>
ITパスポート 参考書
なんとなくこんなところですかね。
で、ここから実際にどのようなライティングをするかですが、ここで5W1Hのどれかを当てはめられます。
今回の場合は「Why」が一番組み込みやすいです。
これらは検索プロセスにあわせてタイトルは変わりますが、今回のキーワードに「Why」を入れるとこんな感じです。
ITパスポートの参考書を購入しないほうがいい理由
ITパスポートの参考書を本でかわないほうがいいのはなぜ?
ITパスポートの参考書は「(参考書名)」にするべき理由
また、「HOW」の場合は
ITパスポートの参考書を使った効率的な学習方法とは?
というように5W1Hを入れることでかなり「クリックしてみたいかも…」という気持ちにさせるライティングができあがります。
もちろん5W1Hを使わずとも
ITパスポートの参考書でオススメしたいBEST3紹介!
という書き方もありです。
ただ基本的にタイトルは疑問形にするのが一番わかりやすくクリックされるので、迷ったら5W1Hで疑問文タイトルにするのがベターですね。
また、ブログ初心者にありがちなのは
- 大手ニュースサイトにあるようなタイトル
- 日本語として不自然なタイトル
この2つの沼に陥ってしまうことが多いです。
倉田
例えば大手ニュースサイトの記事タイトルを引用すると
仏ルノー会長、日産車の受託生産拡大に意欲 連携を強化
引用元:日本経済新聞
というタイトルがありました。
こうやって改めてみると大手メディアサイトのタイトルと、個人ブログのタイトルの大きな違いに気づくはずです。
もとからアクセスがあるところに打ち出すタイトルと、ゼロからアクセスを集めるためのタイトルは作り方が違うんですよね。
だから、「キーワード・検索プロセス・5W1H」が重要になってくるわけです。
たったそれだけで、タイトルの質がアップグレードされるのでぜひ取り組んで見てください!
最後に
ブログ記事タイトルがクリックされやすくなるための方法を紹介しましたが、タイトルは初心者が思っている50倍以上大事な項目です。
僕も初心者時代にナメてかかっていましが(汗)、タイトルがバシっと決まれば本文も読みやすい文章になったりします。
今回は
- キーワード選定をしっかりする
- 検索プロセスを明確にしてニーズを的確に捉える
- 5W1Hの要素を含んでさらにクリックされやすいタイトルにする
をお伝えしました。
ぜひ今後のブログ記事作成に役立ててもらえたらうれしいです!

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